仕事を頑張っても、思うように評価されないことってありますよね?
上司のちょっとした言葉に引っかかったり、思いが伝わらずにもやもやしたり。
そんな経験に、心あたりのある方もいるかもしれません。
私もある日、上司からのひと言をきっかけに、モヤモヤに包まれたことがあります。
ただの悔しさとも違う、なかなか言葉にできない感情。
その正体を探りながら、自分なりの答えにたどりつくまでの気づきを、記録として残してみました。
上司のひと言「苦手?」が引っかかった理由
ある日、とある業務を任されました。
準備をして、前向きに取り組んで、「楽しいかも」と思いながらやっていたんです。
そんな中、私の対応を見ていた上司からのひと言。
「この仕事、苦手?」
びっくりしました。
そんなふうに見えていたなんて、思ってもみなかったからです。
私は、
「苦手という意識は持っていません」
と答えるしかありませんでした。
そのあとの上司の評価は、
「悪くはないけど、良くもない」
どうやら私の対応が苦手なように見えたようでした。
ショックでも怒りでもなくて、ただ…悔しかったです。
評価に納得できなかった私の違和感
上司からの説明を受けて、次のような課題に気づきました。
- 私と上司の認識のズレ
- 自分の力不足
- 相手の意図を読み取る力
どれも、自分自身の反省点だと実感しています。
それでも、心の中にはモヤモヤが拭えませんでした。
上司に腹が立ったわけでも、指摘に納得できなかったわけでもありません。
ただ、「苦手そう」と見られていたのが少しだけ残念だったのです。
楽しさを感じながら取り組んでいたつもりだったからこそ、
「苦手そう」と見られていたことに、戸惑いを覚えたのかもしれません。
なぜこんなにもモヤモヤするのか…。
その理由を、自分なりに探ってみることにしたのです。
信頼に応えられなかったことへの悔しさ
心の奥を探ってみると、浮かび上がってきたのはこの気持ちでした。
「信頼して任せてくれたのに、応えられなかった。」
今回の仕事は、“なりゆき”で任された感じではありました。
それでも、私はしっかり「任された」と受け取っていたんです。
だからこそ、「ちゃんとやりたかった」と強く感じていました。
興味のある業務だったし、自分なりに考えてやっていたつもりだったからこそ、なおさら悔しさが残ったのかもしれません。
私にとって大切なのは“信頼に応えること”だった
「評価されたい」「成果を出したい」
もちろんそう思うこともあります。
でも、今回に関しては、
「任されたことに応えたい」
「信頼を裏切りたくない」
という思いの方が、ずっと強かったのです。
成果や評価よりも、“誰かの信頼に応えられた”という実感こそが、
私にとって本当に大切な価値観なのだと、あらためて気づかされました。
モヤモヤの正体と、それでも前を向けた理由
モヤモヤしてしまうのは、自分なりにちゃんと向き合おうとしている証なのかもしれません。
私にとっての気づきは、
「信頼に応えたい」という思いが、何よりも自分の中に根づいていることでした。
完璧じゃなくてもいい。
悔しさも、戸惑いも、全部ひっくるめて経験として受け止めていきたいです。
少しずつ、自分らしい歩幅で、また一歩ずつ前へ進んでいけたらと思います。